盛り塩を使って、目的別に運を引き寄せる方法をご紹介します。これは塩で方位の厄を落とし、運を上げる風水術です。
金運を上げたいときの盛り塩術
- 家の中心から見て真西に20グラム、東北と東南に10グラムずつ盛り塩をする
- 器は真西と東北が黄色、東南は緑にする(ない場合は折紙などでも可)
これて「金運トライアングル」が強化され、金運が徐々に回復します。
注意点
「水場なので、すでに盛り塩が置いてある」という場合は、それとは別に置いてください。つまり、2つの盛り塩が並ぶことになります。これによって塩が「それぞれの塩に役割を持たせる」ということです。これは仕事運、才能運など、他の目的を叶えるときも同じです。
仕事運を上げたいときの盛り塩術
- 東に20グラム、南西と北西に10グラムずつ盛り塩をする
- 東と南西は赤色の器、北西は白の器(色の器がない場合は、折紙などでも可)
才能と美しさに磨きをかけたいときの盛り塩術
- 南に20グラム、東北と北西に10グラムずつ盛り塩をする
- 南はゴールドか緑の器、またはゴールドのライン入りの器、東北と北西は白か緑の器
ダイエットに悩んでいる人もこの方法がおすすめです
精神的に不安定のときの盛り塩術
- 北に20グラム、東南と南西に10グラムずつ盛り塩をする
- 北はピンク色、東南と南西はグリーンの器
それでも気持ちが不安定、イライラするというなら、南にもグリーンの器で10グラム盛り塩をしてください。
大切な人が家に来るときにする盛り塩術
- 東南、南、南西、西の4方位に、10グラムずつ盛り塩をすると、楽しいひと時がすごせます。
- 盛り塩を置くさいは「お願い!」「よろしく!」などひと声かけて置く
注意点
この形の盛り塩は、長期にわたって行うのではなく、そのとき限定で実行すると効きます。つまり、来る直前にするといいのです。加えて、タタキの水ぶきと玄関の盛り塩の交換も忘れないでください。
楽しいときがすごせたら、その盛り塩は疲れていますので、洗面所に優しく流してあげましょう。「ありがとう、またよろしくね」と塩にひと言お礼をいうと、次回も活躍してくれます。
宝くじや懸賞を当てたいときの風水術
宝くじを買ってきたら、中心にラベンダー色と黄色のコンビのお宝BOXに入れてください。馬蹄形のクリップを使えば完璧です。また、北方位の押入れやタンスの中に、ピンクやワインレッドの箱に入れて保管しておくのもいいでしょう。
注意点
宝くじを置く場所が清まっていないと当たりません。「厄」を受けて、当選する可能性が小さくなってしまいます。そこで、宝くじを一緒に盛り塩をすることをおすすめします。北方位ならピンクやワインレッド、家の中心ならラベンダー色の器に、10グラムを盛っておきます。その色の器がない場合は、その色の紙に包んでもいいです。
北に保管する場合は、同時に真南に盛り塩をしましょう。塩は10グラム、器の色はゴールド、または赤がいいでしょう。それが、桃・橘・ざくろをあしらった柄の器なら、完璧です
清めと祓いの持ち塩術
いつでも、どこでも塩のパワーを使う
「持ち塩」とは、塩が持つ清めのパワー補給の効果を自宅を離れていても使えるように提案したものです。旅先や職場など、いつでもどこでも安心して元気に過ごすためには、持ち塩は欠かせません。お守り代わりに持ち歩くだけでもいいですが、それだけが持ち塩の使い途ではありません。塩を入れた袋をギュッと握ったり、塩をぺろっと舐めたり、塩水でうがいをしたりすることでも、さらに効果的に体を清めてくれますよ。
先人たちからみる塩の使い方
江戸時代では旅のおともに、塩とおにぎりを持ち歩くのが一般的でした。お腹が減ったときに腰に結んだ袋からひとつ取り出して、その場で塩で味付けして食べていたのです。だから当時の人は、塩を持ち歩かなければ旅をすることができませんでした。当時は意識せずに「持ち塩」して、旅先で降りかかる危険から身を守っていたのですね。
将来の日本
2011年の東日本大震災の余震がいまだに続き、かねてから心配されている南海トラフ大地震もいつ発生するかわからない日本では、しばらく不安定な状況が続くと思われます。あなた自身が元気にすごしたり、家族が安心して働いたりするためにも、持ち塩は欠かせません。
もしも塩を持ち忘れてしまったときは、出先で購入してもかまいません。でも問題なのは、買える場所がないとき。その場合は、手帳やノートに「塩」の文字を書けば大丈夫。そして「よろしくお願いします」と強く念じてください。
お清め風水持ち塩の作法
持ち塩も盛り塩も、使う塩の決まりは変わりません。国産の天然粗塩、できれば吉方位が産地のものを使用してください。また、気に入った製法でつくられた塩を使ってもかまいません。
塩の量と扱い方
持ち歩く塩の量は盛り塩と同様に10グラム程度でもいいですし、「たくさん使うのはもったいない」と思う人は、少しだけでも大丈夫です。塩を舐めることがある人は、多めに持ち歩いておくといいですね。ただし粗塩は湿気をふくみやすいので、空気に触れないようビニールやラップなどに包んでから、紙に包んだり、袋に入れたりするのをおすすめします。
塩の交換時期は1週間から1か月くらいを目安にしましょう。また、持ち塩をしているあいだによいことがあって、「役割を果たしてくれたな」と思ったら、交換した方がいいです。「よいことも悪いこともない」というときでも、あなたに降りかかるはずの不運を塩が吸収してくれている場合があります。そう考えると、定期的に交換するのが無難です。使い終えた塩は、料理やうがいなどに利用してもOK.そのままゴミとして捨てるときは、ひと言「ありがとう」とお礼をいいましょう
臨機応変に使う状況別の持ち塩
持ち塩は場面によってさまざまな使い方ができます。状況別にご紹介します
苦手な人に会ったとき
持ち塩をべろっと舐めましょう。
人間関係で相手を苦手と感じるのは、お互いに厄が付いているからです。まずは自分の厄を祓う意味で、持ち塩を役立てましょう。
殺気やイヤな雰囲気を感じたとき
それはその場所に取り憑いた妬みや恨みなど、マイナスな感情がうごめいている場合が多いです。そんな場所に遭遇したら、塩を出し、自分の体にパッパッと振りかけ、お清めするのが1番です。
緊張したとき、平常心でいるのが難しいとき
職場で発言するときなど、持てる力も発揮できなくなってしまうのは、自分が「不安」というな名の厄に負けてしまっているから。口が渇くほどに緊張していると感じたら、持ち塩を取り出して舐めたり、ギュッと握りしめたりしてみましょう。塩のパワーが自信をよみがえらせ、いつの間にか「大丈夫!」と思えてくるはずです。
落ち込んでいるとき
洗面所に行って塩を少量口にふくみ、水と一緒にぶくぶくやって吐き出す
厄落としができて、すぐに元気がでます。
企画が通らないなどの悩みがあるとき
企画書に塩を振ってお清めをしましょう。会社でいつでも塩を取り出せるように、デスクの引き出しに塩をしまっておくといいですね。そうすれば、そのデスクで仕事をするあなたのパワーアップにもつながります。
旅行の際の持ち塩
旅行には期待が膨らむものですが、どこで厄が付くかわかりません。事故の心配もつきません。だからこそ、持ち塩を必ず携帯しましょう。できれば神棚から下げた御神塩を、多めに持っていきたいところです。そして、気になる気配を感じたら、身体にパパッと振りかけましょう。また、「飛行機を利用するけど、不安」という人は、ポケットの中で塩をギュッと握りしめ、その手を機体に当てて、「落ちないでね」とお願いするのもいいですよ。
旅行者は盗難などのターゲットにもなりやすいですから、ピリッとした緊張感も持っていなければいけません。旅先で持ち塩をすることは、「これから、何が起こるかわからない場所に行くんだ」と、自分の身を引きしめられます。
同じように、ドライブに出かけるときにも、持ち塩をするのをおすすめします。ケースや袋に塩を入れて、ダッシュボードやコンソールにしまっておけば、事故などの危険を避けるためのお清めになります。頻繁でなくてもかまいませんから、気づいたときには塩を交換するようにしましょう。
子どもに持ち塩
子どもは、事件や事故にいつ巻き込まれてもおかしくありません。かといって、親が付きっきりになるわけにもいきませんので、子どもを受難から守るために、塩を持たさせてください。塩の量は10~20グラムで、それを「さんかん」をモチーフにした持ち塩ケースやお守り袋、手作りの袋に入れて持たせましょう。「いつでも塩が守ってくれるよ」といって聞かせれば、子ども自身も安心して登校することができるでしょう。
子ともにテストでよい点数を取ってほしいときにも、持ち塩が役立ちます。「塩を持っている」というだけで、平常心を保て、持てる力を発揮する運気を得られます。塩を席のまわりにパラパラとまいたり、休み時間に塩を舐めたりすれば、疲れた頭をリフレッシュさせることもできます。また、次のテストが控えているのに、前のテストの出来が悪かったとガックリしてしまったら、洗面所で塩うがいをすれば、厄が落ちて新たな気持ちで臨めます
ペットに持ち塩
飼っている人は、散歩のときは必ず塩を持ち歩くようにしましょう。散歩中、ペットが排泄したら、その場所に塩をまくためです。今では飼い主のマナーもだいぶ向上して、自分のペットのウンチを掃除することが常識になりました。ですが、ウンチを掃除しても、その場所に不浄は残ったままです。それが誰かの自宅の前だったら、大変な迷惑になってしまいます。ですから、掃除をしたあとに、塩をパッパッとまいて、その場所を清めてから散歩を再開しましょう。持ち塩ケースをペットの首輪に取り付けておけば、ペット自身も厄から守ることもでき、一石二鳥です
ここ一番のウルトラ持ち塩
家を購入するための契約日や、大事な人と会って大きな決断をしなければならない日など、人生には「ここ一番」の節目となるシーンがあるもの。そんなときには、神様にお供えしている塩を「持ち塩」として携帯するといいです。あるいは、出かけるその日の朝、新しい塩を神棚にお供えし、自分で祝詞を上げたり、柏手を打って願い事を念じた塩を持ち歩くのもおすすめです。いずれも神様にお供えした塩は「御神塩」といい「神様からいただいた塩」というとてもありがたいものですから、効き目もダントツです
御霊を頂戴する
神様にお供えするものには、塩のほかにも水や塩、米などがありますね。このお供えした米を御神塩に混ぜて持ち歩くのも、ここ一番の「持ち塩」になります。もともと神事では行事が終わったあとに、お供えした食べものをみんなでいただく習慣があります。それを「直会(なおらい)」といいますが、お供えした米と塩を使わせていただくのは、それと同じことです。神様の御霊を頂戴すると考えるのです。もしも昆布などの乾物がお供えしてあったら、それを細かく切って塩に混ぜて持ち歩くのも、いいですよ
自分なりの持ち塩
神事では、神主さんがお祓いのあと、細かく切った五色の「祓い紙」をまくことがあります。5つの色は中国の五行説に由来するもので、天地万物は木・火・土・金・水の5要素に分けられ木=青(緑)、火=赤、土=黄、金=白、水=黒で示される、という考え方から来ています。御神塩にこの5色の紙片を一緒にすれば、見た目も華やかなウルトラ持ち塩になります。5色のほかに金や銀の紙を加えたり、5色ではなく、その年のラッキーカラーにしてもよいでしょう。自分なりの持ち塩を考えてみるのも楽しいですよ
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