あなたの心と体に付いた日常厄を落とす風水を紹介します。「これならできる!」と思うものを、さっそく試してみてください。
厄落とし風水術【方位に向かって歩く】
風水は3000年ほど前の中国で「地脈占い」として生まれました。地脈占いとは、吉パワーの流れる土地、運のいい土地を見つけて移り住むという開運学です。「人は環境に左右される動物だから、環境のよい場所に住めば幸せになれる」という基本セオリーをもとに、「自分と相性のいい土地に住むことで、人は環境から最大限のパワーを吸収することができる」と考える風水が発達しました。日本の歴代の偽政者たちは、都を移転させることで幸せを願ってきました。
「風水といえば、インテリア」と考える人も多いかもしれませんが、実は、「吉方位へ移動する」というのが、風水の根本にある考え方なのです。
自分と相性のいい方位を知るには、まず自分の本命星を知らなければなりません。本命星は一白水星(いっぱくすいせい)から九紫火星(きゅうしかせい)まで9種類あって、生まれ年によって異なります。詳しくは下記記事をご覧ください
⇒風水術~吉方位に引っ越して運気好転!2018,2019,2020,2021年版~
その人の本命星は一生変わることはありませんが、本命星にもとづく吉方位、凶方位は変化します。一般的に「年回りがいい」「年回りが悪い」というのは、それぞれの本命星に基づく吉凶が年ごとに変化するためです。
旅行や引っ越し、転勤、不動産購入、あるいは出産など、人生の大イベントがあるときには、方位を必ずチェックしてください。もちろん、毎日の買い物や散歩のときなど、つねに吉方位を意識することが大切です。方位の作用の大きさは「距離」×「時間」で表されますが、どんな近場に移動するときでも、それが毎日のことなら、「塵も積もれば山となる」です。しっかり方位を確認しておきましょう。
どうしても凶方位に行かなければならない時
「仕事の関係でどうしても凶方位に行かなければならない」なんていうときもありますよね
そういうときは持ち塩をして、地元や移動先の神社で神様に「よろしくお願いします」と、ひと言挨拶をしておきます。長期滞在の場合は、神主さんに「方位除け」をお願いしておけば安心です。
吉方位への歩き方
吉方位がわかったら、お清めの代表的な方法を1つ、「吉方位のパワーを借りて体を浄化する」ことを実行しましょう。自宅から吉方位に向かって10時間ほど、ただひたすら歩くだけという、実にシンプルでお金のかからない方法です。ただし、この方法は体力を必要とするので、体調のいいときに、ムリのないペースで行うようにしましょう。具合の悪いときにムリをすると、逆効果になるので注意してください。
天気のいい日に、はき慣れた靴と動きやすい服装を身につけて、朝早く家を出ます。服装には、その年のラッキーカラーを取り入れましょう。下着にラッキーカラーを使ってもかまいません。荷物は少ないほうがラクですが、汗をふくためのタオル、水分補給のための水、そして持ち塩などは、忘れないようにしてください。
お清めをしているあいだのルール
- 食事を一切とらないのが原則
- 歩くペースは、「気持ちがいい」と感じられるくらい
全身を動かしてリズミカルに歩くことによって、足の裏から頭のてっぺんまで「気」が活性化され、気分がよくなってくるはずです。
感じられる変化
歩いている間は、自分の内面に目を向けられるようになりますから、「なぜ、あんなつまらないことに悩んでいたのだろう」「今のやり方がダメなら、あっちのやり方を試してみればいい」などと、気持ちがすっきり整理できるようになるでしょう。また、足の裏から大地のパワーを吸収するたびに、体内にこもっていた厄が汗とともに排出され、体内が浄化されてきます。いろいろ考えごとをしながら、吉方位の太陽と風を浴びて歩いているうちに、心地のよい疲労感を覚えるとともに、徐々に気持ちが軽くなってくるはずです。街や自然の風景を楽しみながら、全身にたまった厄を落としてください。
厄落とし風水術【吉方位の温泉に行く】
風水では「ツキがなくなったら、吉方位の温泉に行け」というくらい、温泉は強力なお清めスポットとして位置付けられています。
吉方位の温泉の効果
吉方位の温泉は、大地のエネルギーを体全体で吸収することになります。温泉は体に付いた厄を落としてくれるだけでなく、体の隅々まで幸運パワーを行き届かせ、体全体をツヤツヤ、ピカピカの状態にしてくれます。とくに露天風呂なら最高です。太陽の光と風を浴び、素足で土を踏んで、大自然のパワーをたっぷり吸収してください。もしその温泉水が飲料に適しているなら、ぜひ飲むことをおすすめします。(ただし、飲む場合は現地の注意書きに従ってください)
開運アクション
吉方位の温泉に行ったら、その土地でとれたおいしいものを食べましょう。米や魚、肉、新鮮な野菜、果物、お酒などは、その土地の太陽と水と大地のエネルギーの結晶です。それらを体の中に取り入れることによって、幸運体質が育ちます(ちなみに前年とれたお米でつくられている日本酒の場合、前年のその方位の吉凶も考慮すればベスト)
温泉に行くなら日帰りではなく、せめて2泊、3泊したいものです。ふだん忙しい人も、「開運とお清めのため」と割り切って、ゆっくり体を休めるようにしてください。ただし、「夜は寝るもの、朝は起きるもの」と心して、夜11時には布団に入りましょう。午後11時以降は「子の刻(ねのこく)」といって、翌日の気が働きはじめます。深夜までお酒を飲んで、床についたら12時を回っていたなどということのないようにしてください。厄が翌日までのこってしまいます。その日のうちにお清めするためにも、夜は早めの就寝を心がけてください。
人は早く眠れば、それだけ早く目が覚めます。夜11時に寝れば、たいてい朝の7時には目が覚めるはずです。いつまでも布団にしがみついては、せっかくの開運旅行が台なしになってしまいます。できるだけ早起きをして、もう1回、露天風呂に入って朝日を浴びましょう。ドラキュラが朝日を浴びるとコロリと死んでしまうように、朝日には、「悪いものを祓い、人を元気にさせる」というパワーがあるのです。曇った日や雨の日でも、目には見えないものの、太陽のエネルギーはあなたに十分届いていますよ。
厄落とし風水術【神社に参拝する】
本当に苦しいときや困ったとき、私たちは思わず手を合わせて、「どうか助けてください」と神様にお願いします。特定の信仰がない人でも、いざというときには無意識に、「苦しいときの神だのみ」をしていることもあります。中には、「神様なんていない」と否定する人もいるでしょう。
「信じる」「信じない」は別として、もしあなたが今、「困っていることがある」「今の状況から何とか抜け出したい」「この勝負だけは負けられない」というなら、神社に行って神様にお願いしてみてください。神様しっかり耳を傾けてくださいますし、必要なら、あなたに力を貸してくださるでしょう。
神社参りには、吉方位や凶方位はありません。どこの神社に行ってもかまわないのですが、1番のおすすめは氏神様に行くこと。氏神様とは、その地域の守り神のことです。引っ越しのときはもちろん、お願いごとをするとき、喜びごとを報告するときなどは、ぜひ地元の神社を訪ねましょう。
神社に行くなら、正しいマナーで参拝したいものです。神様は空の上から、あなたの行動をしっかりチェックしておられます。「よし!こいつはきちんと作法ができているな、90点!」「こいつはまだまだ、30点!望みを叶えるにはまだ早い!」などと、しっかり採点されているかもしれませんよ。
神社でのマナー
まず、神社には鳥居をくぐってから入りましょう。鳥居は俗世と境内を区切る境界線です。鳥居をくぐることによってあなたの心と体が清められ、身が引き締まるのです。つまり、鳥居によって「一線を画す」というわけなのです。鳥居から神殿まで続く参道を歩く時は、真ん中を歩いてはいけません。真ん中は「正中」といって、「神様の通り道」といわれています。なるべく参道の左脇を歩いて、神様の邪魔をしないよう心がけてください。
しばらく参道を進むと、たいていの神社なら「手水舎」という水場があります。ここは神様のおそばに行く前に手を洗い、口をすすいで、「心を体の穢れを祓い清める」場所で、厄をパッパッと祓い落とすコーナーです。
手水舎の作法
- まず右手で柄杓をとり、柄杓の先を水盤に入れて水をくみます。
- 最初は左手にその水をかけて洗い、今度は柄杓を左手に持ちかえて、右手を洗います。
- さらにもう一度柄杓を右手に持ちかえて、左手のひらを丸めて水を受けてため、その水で口をすすぎます。直接、柄杓に口をつけてはいけません。
- 口をすすぎ終わったら、もう一度左手に水をながします
- 最後は柄杓を両手で立てて持ち、残っている水で柄を洗い流し、もとのところに伏せて置きます。
- ぬれた手と口のまわりは、ハンカチできちんと拭きましょう。
神前の1歩手前まで来たら「おそばに参りました」という気持ちを込め、45度くらいの軽いお辞儀をします。そして鈴を鳴らし、お賽銭を入れ、深く90度くらいのお辞儀をします。そして柏手をを2回打ち、両手をきちんと合わせて心を込めて祈願します。住所、名前を忘れずに唱え、もう1回深いお辞儀をして神前から下がります。「二拝二拍手二拝」と覚えておくといいでしょう。
鳥居から出るときは、軽く会釈するのを忘れないでください。この時点で「体が軽くなった」「心がすっきりして落ち着いた」という人も多いはずです。神社参拝は、厄落としとリラクゼーション、リフレッシュ効果があります。「どうしても厄を落としたい」という場合は、21日間参拝を続けてください。
神社へ行くときは、「お願いをしに行く」ということをわきまえましょう。カジュアルすぎる服装で行ったり、ヘッドホンで音楽を聴きながら境内に入ったり、ガムをかんだままで祈願したり、というのはNG。神様に「礼儀知らず」と思われてしまいます。神様に失礼のないよう、謙虚な気持ちで臨みましょう
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