日常厄を落とす風水術~その2~

あなたの心と体に付いた日常厄を落とす風水を紹介します。「これならできる!」と思うものを、さっそく試してみてください。

 厄落とし風水【じっくり入浴する】 

体を洗い清める浴室は、厄落としの空間です。

温かいお湯につかっていると血行が促され、全身の新陳代謝がよくなって汗が流れてきますが、実はこのとき、汗と一緒に厄も流れ出ているのです。

生後間もない赤ちゃんを、ベビーバスなどを使ってお風呂に入れることを沐浴(もくよく)といいますが、これにもお清めの効果があります。赤ちゃんは大人よりもデリケートですから、外界からの厄を受けやすいのです。なるべく毎日お風呂に入れてあげて、清潔さを保てるようにしましょう。

 疲れがひどいときの筆者入浴法

入浴は最低2時間、窓辺に置いた観葉植物をながめながら、ボーッとしています。「のぼせそうだな」と思ったら、浴槽から出て塩で頭を洗ったり、香りのいい石鹸で体を洗います。1度の入浴で何度も流し塩や包み塩を行うこともあります。とくに足の裏を念入りに洗うと気持ちもすっきりしますし、なぜか体調もよくなりますから、ぜひ試してください。

 入浴関連グッズ

お風呂から上がるときには、洗濯したてのふっくらタオルを使います。色はその年のラッキーカラーや白、ラベンダー色、赤、ブルーが基本です。

  • 何も考えずに気持ちを真っ白にしたいときは【白】
  • よけいなことに煩わされたくないときは【ラベンダー色】
  • 元気なパワーを補給したいときは【赤】
  • 冷静な自分に戻りたいときは【ブルー】

 お風呂あがりの過ごし方

すぐに寝室に直行して布団をかぶって寝てしまうのです。これだけのことで疲れと厄がすんなり取れ、翌朝には心も体もすっきりとリフレッシュした状態で目覚めることができます。

日本人の入浴タイムは、平均すると1日30分前後だそうです。それは1日の厄を落とすための必要最低限の所要時間といえます。

もし、「最近疲れがたまって調子が出ない」とか「落ち込みがちで、ささいなことでくよくよしてしまう」というなら、落しきれなかった厄が体の奥深くにまで浸透しているのかもしれません。そういう場合は、休日を利用して、半日かけてバスタイムを楽しみましょう。長い時間をかけて、徹底的に厄を落とすのです。

浴室にはテレビやラジオ、本、雑誌、新聞など、時間をつぶせるものを持ち込んでもかまいません。のどが渇いたときの水や、お腹がすいたときのためのフルーツも用意しておきましょう。

浴槽につかっているのに飽きたら体を洗ってもいいし、もちろんトイレに行ってもかまいません。鼻歌を歌ってもいいし、絵を描いてもOK。ただし、アルコールだけは一切飲んではいけません。ひたすら「しらふ」の状態で、浴室ですごします。

 オススメしたいすごし方

流し塩・包み塩を行うことです。厄落としの空間である浴室と、「お清めの王様」である塩のパワーが掛け合わされば、その効果は絶大です。せっかく長い時間を浴室ですごすのですから、何度も繰り返し行って塩のパワーで体を包み込みましょう。そのためにも、浴室に40~50グラムの粗塩を持ち込むのを忘れないようにしてください。

浴室に居る時間の目安は4~6時間です。朝8時にスタートしてお昼に上がったり、、午後1時からスタートして夕食前に上がるなど、好きな時間帯を利用してください。

浴室を出る際は、きれいに掃除しましょう。厄落としに使った浴室は、見た目にはわからなくても、浴槽はもちろん、排水口もきれいにしておくことです。最後に粗塩をパラパラと振りまいておくといいでしょう。

自分の厄落としは、浴室から出たときに終わるわけではありませんので注意してください。体をふくバスタオルや身につける下着は、「洗いたての清潔なもの」が鉄則です。準備を怠らないようにしましょう。また、その後のすごし方も大切です。厄落としのあとは、体が無防備な状態になっていますから、あれこれ動き回らずに居心地のいい環境で静かにすごしてください。そしてその日は早めに眠ってしまうのが1番です。吉相の寝室で、寝ているあいだにたっぷりと幸運を吸収しましょう。


 厄落とし風水【3日間寝続ける】

「歩くだけ」「入浴するだけ」などの日常厄の落とし方を紹介してきましたが、ここで紹介するのは、「寝るだけ」。3日間、何もせずにずっと寝ていればいいのです。簡単でしょう?

 3日間の過ごし方ルール

  • テレビやラジオ、本、雑誌、新聞などは一切目にしないこと
    「自分の心にじっくり向き合う」のが、この厄落としの目的だからです。
  • 寝室をきれいに掃除して、白いシーツと枕カバーを3日分用意する
  • ラベンダー色のパジャマに着替えてから、カーテンを閉め、照明を消してぐっすり眠ります。
  • 寝室の方位に関係なく、北枕か西枕で寝る
  • 枕元には通常より多めの20グラムの盛り塩をしましょう

翌朝目が覚めたら、トイレと食事に立つ以外は、布団の中でじっとしていてください。カーテンも閉め切ったままにしておきましょう。電話も留守電にして、家族や友だち、近所の人が「どうしたんだろう?」と心配するくらい、ひたすらひっそり寝続けるのです。

夜になったらお風呂に入って体を清め、新しい下着とラベンダー色の洗いたてのパジャマを身につけてください。シーツとカバーも、きれいなものに交換しましょう。そして、再び布団にもぐって寝るのです。3日目も2日目と同じようにすごします。

3日目の朝がきたら、すぐに布団から抜け出してカーテンと窓を開け、部屋に光と風を通してください。部屋の中にはあなたが排出した悪い気、つまり厄が充満しています。この厄を、換気して一気に追い出してしまいましょう。

 3日間寝続けた後は

そのあとは、シャワーではなく、浴槽に粗塩を入れた朝風呂にじっくりつかってください。体の内側から表面に染み出てきた厄を、ここできれいに洗い流すためです。同時に流し塩や包み塩ができれば、お清め効果は絶大です。

ここまでくれば、体がかなり軽くなっているのが実感でき、「今までの自分は何だったの?」と不思議な気分になっているはずです。

その後は、いつも通りに生活してかまいません。仕事も家事もスムーズにはかどるでしょう。

人はツキのない環境にずっと身を置いていると、「それが自分にとってふつうの状態」と思い込むようになり、なかなか抜け出せません。そんなとき、3日間だけでも「従来の流れを断ち切る」ようにすると、今までの自分の立場や環境を客観的に認識できるようになるのです。


 厄落とし風水【きらいなものを食べ続ける】 

きらいなものを食べ続けるのも、「今までの流れを断ち切る」という意味で、とても効果のある厄落としです。多少、ショック療法っぽくなりますが、体内から新しい細胞を育てて運気を変えることができるので、効果は抜群です。

たとえばニンジンがきらいな人なら、ニンジンをたっぷり取り入れたメニューを1日3食、1週間食べ続けるのです。ニンジンをたっぷりすりおろしたシチューやピラフ、ニンジンのケーキなど、きらいなものでも何とか食べられるように工夫して、積極的に食べてください。新しい箸と器で食べるとさらに効果的です。

風水では、「運は食事でつくられる」と考えます。運のいい食事をすることによって体の中に幸運が育つのですが、食べ物に好き嫌いのある人は、どうしても運が偏りがちになってしまいます。また偏食がすぎると体内のバランスが崩れ、伸びるはずの運気も停滞しがちです。

きらいなものを口にするときのコツは、「水をたくさん飲むこと」です。のどの通りがスムーズになるだけでなく、消化を助けてくれます。

食事は「自分でつくる」、または「家族につくってもらう」が基本です。きちんと盛り塩をしてあり、なおかつきれいに磨いたキッチンでつくられた料理なら、効果は倍増します。ファストフードや出前のものばかり食べていると、運が先細りになってしまうのです。

「1週間だけのガマン」と割り切って、ぜひ、この厄落としをためしてみてください。


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