お清め風水~幸せになるためのお清め~

 「お清め」と「厄落とし」の関係 

「お清め」という言葉とよく似た意味の言葉に「厄落とし」があります。

2つの言葉はどんな関係にあり、どんな違いがあるのか、はっきりと説明することができますか?そういわれると、意外とよくわからないものですよね。「とくに区別しないで使っていました」という人がほとんどだと思います。

簡単にいってしまえば、お清めは厄落としの上位概念です。つまり、お清めというジャンルの中のひとつに厄落としがあるのです。

「お清め」の意味を国語辞書で引いてみると、大きくふたつのことが書かれています。ひとつめは、「汚れを除き、清浄すること」。もうひとつは、「罪や穢れなどの不浄を取り除くこと。また、その役割」です。

同じように「厄落とし」を国語辞書で引くと、「(神仏に祈るなどして)身に付いた穢れを払い落とすこと。厄払い」とあります。

こうみると、「お清め」のふたつめの意味と「厄落とし」の意味は、ほとんど同じであることがわかります。

さらに、今度は、ふたつの言葉の違いを考えてみます。厄落としが、すでに人や環境に付いてしまった厄を落とし清める行為だとすると、お清めはそれだけでなく、「これから付いてしまうかもしれない厄を拒絶する」効果までを含んでいます。

先ほど辞書から紹介したお清めの意味でいえば、「清浄すること」がポイントです。というのも、風水ではきれいで清らかなところには厄が寄り付かないと考えるため、お清めという言葉には、厄が付くのを“予防”するという意味をふくむのです。

つまり、お清めとは「すでに付いている厄を祓う“厄落とし”の効果と、これから付くかもしれない厄を追い払う効果」の両方を意味する、とても広い内容の言葉なのです。

風水では、厄が付いている人からは幸運が遠ざかっていくと考えます。ですが逆にいえば、お清めを実践して清らかな体を保つことで、誰でも幸運を引き寄せることができるということです。

お清め術を行って、幸運があなたを見つけて「この人のもとに行こう」と思ってくれるようになりましょう

 風水が効かない理由

風水が効かないのは、厄が付いているから。

  • 西に黄色を何年もやっているのに、金運アップしない
  • 風水が効かず、いい出会いがない
  • 人間関係を改善しようと風水をしたのに悪くなるばかり

という風水が効かない人もいると思います。

「努力の分だけ、やった分だけ、幸せになれる」というのが風水です。では、同じ風水を実行しているのに、なぜ「やってもやっても、幸せになれない」人がいるのか?

それはお清めがきちんとできていないことが原因です。つまりあなた自身、あるいは住んでいる家に、「厄」が付いているのです。


 運はボールにたとえられる 

お清めをすると、風水がストレートに効きはじめます。これは厄が付いていなければいないほど、人の体や住まいには運が宿りやすくなるから。つまり厄と運とは表裏一体で、互いに影響しあう関係にあるのです。このことについて、もう少し詳しく説明します。

 不運の原因とは

ゴムボールの中には、幸運の気と不運の気の両方が詰まっています。「人はみな、幸せになるために生まれてきた」とする風水では、「ボールの中には本来、幸運の気が100%詰まっているべき」と考えます。

しかし、私たちを取り巻く自然環境は、スムーズに幸せを導いてはくれません。汚染された大気を吸い、汚れた水を飲んでいては、体に大きなストレスがたまるばかりです。ストレスは厄、つまり不運の種になりますから、そのまま放っておいては幸せになれないのです。

環境の汚れや、心身に負担のかかる生活習慣、対人関係のストレスなどによって、ボールの中にある幸運の気の量は徐々に減っていきます。幸運は滑らかで、すがすがしい場所にしか居つけません。幸運はストレスに弱いのです。

ボールの中の空気の量はつねに一定ですから、幸運の気が減ると同時に、不運の気が空間を占めるようになります。

中身がどう入れ替わっているかは目に見えないので、なかなか自覚できません。「自分は今、幸せかな?」と自分の運に気を配らないでいると、知らないうちに不運の気でいっぱいになっていることもあります。

幸運と不運の気を占める割合は、人それぞれで異なります。

「何をしても成功する」「物心ともに恵まれている」という人は、ボールの中に幸運の気が満ちていますし、逆に、「何をしても裏目にでる」「苦労が絶えない」という人には不運の気が満ちています。

自分のボールの中身を知ることは、とても簡単です。今の生活が楽しい人、ツイていると思う人、将来に希望を持てる人は幸運の気がより多く、反対に今の自分を好きになれない人、失敗グセのついている人、悲観的になりがちな人は、不運の気が多いと考えてください。

 自分は今幸せ?

顔色が輝くようにパッと明るいか、暗く沈んだ顔をしているかで判断することもできます。気になる人は、今すぐ鏡に顔を映してみましょう。

悩みを抱えて暮らしていると、ボールの中には次第に不運の気が満ちてきます。

幸運の気は、柔らかくて軽く弾力性もありますが、不運の気は、固くて重くてゴツゴツしています。

厄が付くと、気性が頑固になったり、気が重くなったりします。それは不運の気によって心が固く、重苦しくなってしまうからです。体の表面が不運で固くガードされ、人の意見やアドバイスも受け入れられなくなってしまうのです。

でも、安心してください。ボールの中身は風水で変えられます。

お清めの目的は、ボールの中に詰まっている不運の気をほぐし、柔らかくすることです。その状態で「西に黄色」のような運気アップさせるための風水を行えば、ボールの中身は少しずつ幸運の気で満たされていきます。「お清めをすれば、風水がストレートに効くようになる」というのは、こういうことです。


 不運とは、運がひねくれた状態 

「人は本来、幸せになるために生まれてきた。人間を取り巻く風や水、光、木、大地などの自然は、人間の幸せを後押ししてくれる。すべての人が、『自分がすべて』という考えを優先させると、自然界のバランスが乱れ、気の乱れや濁りが生じる。そうなると、人は本来持っているエネルギーを失い、希望よりあきらめが先に立ち、しなければならない努力をしなくなる。幸せになりたいなら、大自然の力を活用して澄んだ気を取り戻すことだ。自分の心と体に、そして自分の住む家の中に、清らかな気を入れることだ。そうすれば、必ず幸せになれる」

ズバリ、お清めの基本はこの言葉にあります。気の濁りを取り払い、本来の澄んだ気を取り戻せば、人はイヤでも幸せになることができます。もしあなたが今、「全然、幸せではない」というなら、あなたの状態は「本来あるべき姿ではない」と考えてください。「運がひねくれた状態になっている」といってもいいでしょう。

お清めとは、ねじれた運を正常に戻し、あなたが本来持っている幸運をスムーズに引き出す作業のことです。

  • 風水がちっとも効かない
  • がんばっているのに、幸せになれない
  • 失恋や金銭問題など、同じようなトラブルを繰り返す

というのは、体に厄が付いている証拠。吹けば飛ぶような厄から、ガッチリしぶとく骨身に染み付いた厄まで、人によってそれぞれ程度の差はありますが、落ちない厄などありません。「今よりもっと幸せになるぞ!」という気合いと決意、そしてヤル気さえあれば、人は誰でも体から厄を取り払い、幸せになれることができるのです。


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