お清め風水<住まいの盛り塩~盛り塩必須の場所>
盛り塩風水<キッチン>
風水的キッチン空間とは
キッチンは金運に影響を与える空間です。キッチンのパワーが落ちていると、金運がダウンするほか、そこを主に使う女性の運気が下がります。運気が下がったキッチンでつくられた料理は、食べた家中の人の運気をダウンさせます。だからこそ、キッチンの盛り塩は大切です。
キッチンに盛り塩をするルーツ
それは戦前にありました。
仏教では、「六道(ろくどう)」という、6つの死後の世界を説いています。そのうちの1つが「餓鬼道(がきどう)」というもので、生前に強欲で嫉妬深く、貪りの心を持っていた人が行く世界とされています。
餓鬼道に落ちた人は餓鬼となり、飢えと渇きに苦しみます。食べものを触ってもすべて火に変わってしまうので食べられず、永遠に満足ができないものとされています。
戦前は、この餓鬼が裕福な家のキッチンに忍び込んで、保存してある食材を荒らしてしまうとされていました。餓鬼が触れた食材はもう使いものになりませんから、人々は食材を散らかす餓鬼への対策を考えました。人々は発想の転換をして、餓鬼に差し出すための食べものを用意することにしました。キッチンに「手を付けるならこれにしなさい」という意味をこめて、白米と味付けのための塩を一緒に置いたそうです。
これがキッチンの盛り塩のはじまりです。キッチンの盛り塩はイヤなもの、不浄なものを追い払う意味で行われるようになったのですね。
盛り塩を置く場所
シンクの近くがベスト。正中線や鬼門ラインにキッチンがあるなら、そのライン上に置くことを忘れずに。
キッチン家電にも注意
キッチンには電子レンジやオーブン、炊飯器など、火を意味するものが置かれることが多いです。火の気と水の気の組み合わせは「陽」と「陰」が共存することになり、風水では相性が悪いとされています。住む人をイライラさせたりトラブルを招いたりすることがあり、避けたいところです。そのため、これらのそばにも盛り塩を置きましょう。電子レンジが鬼門ラインや正中線上にある場合も、その近くに盛り塩を。植物を一緒に置けば、さらに効果は高まります。
盛り塩風水<浴室>
浴室は汚れと一緒に、体に付いた厄も落としてくれる「厄落としの空間」です。シャワーで全身を洗い流したり、浴槽にゆっくりつかって汗をかいたりすることで、体に付いた厄はきれいに落とすことはできますが、浴室内には不浄の気が残ります。ですから、浴槽のお湯は毎日抜き、小まめに掃除をして清潔さを保つようにしましょう。さらに盛り塩をして清めれば、厄落としの空間としての機能をキープすることができます。
しかも、浴室は愛情運を司る場所でもあります。「夫婦ゲンカが多くて困っている」「夫が浮気をしているかもしれない」というときは、浴室に厄が付いている可能性があります。それらの悩みを解消したいなら、浴室を清らかに保つための盛り塩は欠かせません。
置く場所
浴槽のそばやシャンプー、リンスを置く棚、出窓があるならそこでもOK
湿気で溶けてしまった塩は、浴槽の中に入れてもかまいません。お清め効果は抜群です。
盛り塩風水<洗面所>
洗面所も水回り空間なだけに、盛り塩でしっかりと清めておきたいもの。
置く場所
洗面台のそばがおすすめです。また、洗濯機を置いているなら、その近くにも置きましょう。洗濯機は汚れた衣類を扱うものですから、それらに付いた厄が広がらないようにする必要があります。
ちなみに、外から帰ったときは手を洗うのと一緒に、盛り塩の塩を使ってうがいをするといいですよ。厄が体に入り込まないようになりますし、風邪の予防にもなり一石二鳥です。
盛り塩風水<子ども部屋>
子ども部屋に盛り塩をすると、子どもの落ち着きが増し、勉強などに対する集中力アップの効果が期待できます。とくに受験生のお子さんをお持ちのご家庭では、ぜひ盛り塩をするようにしましょう。塩には気力を充実させる効果がありますから、勝負に挑むお子さんにパワーを与えてくれるでしょう
置く場所
机の上で、できれば座る位置の正面がベストです。もしも机の真下にキッチンや浴槽など、火や水を使う場所があるなら要注意。机の下にA4サイズほどの白い紙を敷き、その上に盛り塩を置いてください。器が大きくてどちらの場所も邪魔になるというのであれば、半紙に粗塩10グラムほど、小さく包んで置くのもよいでしょう。
盛り塩風水<寝室>
寝室は吉凶の作用が入り混じる空間ですから、しっかりと清めて、寝ているあいだに厄が付かないようにしなければなりません。また、寝室は仕事運を司ります。「夫が職場でストレスを抱えている」というときは、寝室に問題がある可能性がありますから、盛り塩をしてみましょう。
置く場所
枕元、あるいは部屋の四隅に置くのがベスト
また、床下には排水管などが埋まっていると、床を通り抜けて、不浄な気が立ち昇ってきます。その上で何時間も寝ていると、体に厄が付いてしまい、子どもの夜泣きがおさまらないなどのトラブルが起きますから、まずは図面を確認してみましょう。水道管やガス管が通っている上にベッドがあるなら、寝たときのお腹あたりの位置のベッド下の床に白い紙を置いて、その上に盛り塩をしてください。そうすることで床下からの凶作用を食いとめることができます。
旅行先のホテル
ホテルに泊まったとき「何だか嫌な感じがする」と思ったときは、備え付けのメモ用紙を三角に折ったものの上に盛り塩をして、部屋の四隅に置いてお清めするのがおすすめです。
考えてみれば、さまざまな厄を持った人が毎日訪れるのですから、ホテルは厄のたまり場といってもいいかもしれません。盛り塩をすると、厄で濁っていた空気がスーッと透き通っていき、ぐっすりと眠れるようになります。
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