お清め風水~置き塩とは~
地面に直接置く塩のことをいいます。器や紙などの上に塩を乗せないところが、盛り塩との作法のちがいと考えてください。置き塩は神事でも仏事でも清めの儀式には欠かせませんし、ふだんの生活で風水を実行されている方なら、当たり前のように敷地に塩を置いて、その土地を清めていることでしょう。
一般的な置き塩の使い方
- 方位の障りを少しでも和らげたい
- 凶相に引っ越してしまったから、その土地の厄を清めたい
置き塩は地面にそっと置かず、パパッとまくのでもOKです
置き塩の目的
1つは、地面と塩を同化させて、その場所を清めることにあります。風が吹いて、塩が多少飛んでいってしまってもかまいません。その土地が塩のパワーを吸収しさえすれば清めの効果は得られますし、たとえば雨が降って土に塩が染みこんでもいいのです。置き塩には、弱っていた大地のパワーを正しく回復させる効果があるのです。
また、玄関にする盛り塩と同じように、結界の役割をはたし、敷地の外からやってくる厄を祓う効果もあります。
お清め風水~置き塩の作法~
土地にはよい運気が流れてくるものもあるし、そうでなく厄が付きやすいものもあります。しかし、いずれにしても土地には何百年、何千年のさまざまな人の思いが積み重なっています。周辺の環境の変化によっても、家相の吉凶は変わるでしょう。だからこそ、運気をパワーアップさせたいなら、まずはクリーンな状態にすることが求められます。
そこで効力を発揮するのが、置き塩です。
敷地の清め方
- 四隅のそれぞれの角を中心に3か所、小さな三角形を描くように塩を置きます。
- 鬼門ラインである、東北と南西に塩置く
- もしも敷地の四隅が鬼門ラインに重なるようなら、その年のラッキー方位に置く
こうして置き塩を行っておけば、敷地がいつでもクリーンに保たれ、幸運が招きやすくなります。もちろん、塩だけでなく、日本酒をパパッと振りかけるのもいいですよ。また敷地や間取りの欠けによるパワーダウンを補うときにも、敷地の置き塩が効果的です。
変形敷地の置き塩術
細長い敷地
東西に長いと慎重さを欠き、南北に長いと行動力に欠けやすい。形自体はきれいな四角形であれば、敷地の四隅に置き塩をする
台形の敷地
鋭角部分が極端に目立ったり、1辺が道路によって切り取られていたりしていると、その方位が司る運気がパワーダウン。四角形に形づくられている4か所と、残りの隅部分に。
三角形の敷地
協調性を欠き、孤立するなど対人面に問題が起こりやすくなる。三角形の頂点、あるいは建物の周囲に四角を描くように置く
凹凸の激しい敷地
八方位のバランスが崩れる。とくに鬼門方位(東北・南西方位)に凹凸があると、タイミングが悪くなりやすい。四角形をイメージしたときの四隅と、凹凸の角部分に置く。
お清め風水~家の周辺環境によるダメージは置き塩で防ぐ~
吉相の間取りで家を建てても、あるいは借りることができても、周辺の環境が悪ければ、せっかくのよい間取りのパワーも激減してしまいます。下記のような周辺環境の方は凶作用が働いていないかチェックしてみてください。
T字路の突き当たり
よい運気も悪い運気もストレートに入ってくるため、運気が乱れがち
交差点の角
運気が不安定
高速道路や幹線道路のそば
幸運が通り越してしまう
周囲の建物の角が自分の家に向いている
凶エネルギーが放たれる
病院の近く
マイナスパワーがたまりがち。
1階が商店のマンション
繁盛している場合はよいのですが、寂れた店だと、やはりマイナスパワーが。
鉄塔や電柱が家の東側にある
情報が素早く入る吉作用がありますが、それ以外は運気が落ち着きません。
川が近距離にある
運に急激な変化が訪れやすく、健康面にも影響が出やすいでしょう。
このような環境に住まいがある場合は、敷地の四隅と鬼門方位に置き塩を行い、さらに気になる環境の方向にも塩を置くと凶作用を防ぐことができ、より安心できます。とくに厄がたまりやすく、また見落としがちな次の3か所は、しっかりと清めましょう。
ゴミ置き場
住まいのそばにゴミ置き場があると、臭いはもとより散らかったゴミが野良猫やカラスに荒らされるなどの被害が出る可能性も高く、気分が滅入ってしまいます。だからといって勝手にゴミ置き場を移動させるわけにはいきませんから、悩ましいですね。
お清め風水術
当番でなくても、マメに掃除をしましょう。みんなのためであると同時に、清潔が風水の基本ですから、自分や家族のためでもあるのです。労を惜しんではいけません。ゴミ置き場の掃除を終えてきれいにしたら、地面に塩をパパッと振って清めましょう。もちろん、自宅の敷地のゴミ置き場にも。また、ゴミ出しの際は、きちんと厄が家から出て行くよう、ゴミ袋の中に塩をひとつまみ入れるといいですよ。
エアコンの室外機
エアコンの室外機は、外気と室内の空気を出したり、取り込んだりするもの。目に見えなくても、いろいろな塵やほこりがそこから吐き出されたり、家の中に入ってきたりするので、厄の出入り口でもあるのです。
お清め風水術
置き塩でしっかりと清めておきましょう。とくに鬼門方位の東北や南西に室外機が置かれているなら必須です。また、家の中心から見て、その年の凶方位に室外機を取り付ける場合、これも清めておく必要があるでしょう。ただし、新築から半年以内の家の場合はこの限りではありません。厄が入り込まないよう、月に2~3回でよいので、周辺の掃除とともに置き塩を忘れないようにしましょう。
玄関の前の下水道マスやマンホール
忘れがちなのが、下水道のマスやマンホールです。1度自宅から外に出て、玄関の前あたりにマスが設置されていないかどうか確認してみてください。説明するまでもないかもしれませんが、下水道管の中には、各家庭のトイレなどから、不浄な水が流れていきます。ここをまったく気にせず放っておくと、玄関から不浄な気がつねに入ってくるようになります
お清め風水術
欠かさずに置き塩をしましょう。できれば毎朝、しっかりと置き塩をして徹底的に清めましょう。
風水関連記事