お清め風水~流し塩と包み塩ってなに?~

 お清め風水~塩×浴室のスーパーお清め術 

1日を終えた夜には、誰でも大なり小なり、疲れやストレスがたまるもの。マイナスパワーである疲れやストレスは、厄も同然。しかも、日中に外に出ていたなら、それだけで厄を受けているはずです。玄関の盛り塩などで家に厄を取り込まない努力をしていれば、背負ってきた厄の量は激減しますが、それでも皆無ではありません。

そんな厄を翌日に持ち込まないための、浴室でシャワーを浴びながらできる、塩を使ったお清め術があります。それが「流し塩」と「包み塩」という方法です。

そもそも風水では、浴室は厄落としの空間だと考えます。浴槽にゆっくりつかって、汗と一緒に体の中にたまった厄を排出したり、シャワーを浴びることで、その日に受けた厄を洗い流すことができるからです。

つまり、流し塩と包み塩とは、「厄落としの空間」である浴室と「お清めの王様」である塩、この2つのお清めパワーを掛け合わせることができる、スペシャルお清め術なのです。厄を洗い流しながら、塩のパワーで自分の体を包みこむことができますから、一石二鳥ですね。


 お清め風水~流し塩、包み塩の作法~ 

 流し塩の作法

  1. 塩をひとつまみして、浴槽にたまったお湯にさっと振りかけ、よくかき混ぜて、浴槽のお湯を清める
  2. 塩が溶けたお湯を桶ですくう
  3. 桶に塩をひとつまみ入れてかきまわしてから体にばしゃばしゃとかける

これが流し塩。ただの水ではなく塩水で体を洗い流すことで、強力なお清め効果が生まれます。

神道で自らの体を洗い清めるために行う禊の儀式は、流し塩とよく似ています。ミネラルを多くふくんだ塩水である海水につかることで体を清める原理は、どちらも同じなのです。神道の起源は古代だとされていますから、塩を使った風水術で最も歴史の長いものは、流し塩だといえるかもしれません。

 包み塩の作法

流し塩は、銭湯などのようにほかの人と共同で使う浴場ではなかなか行うことができません。そんなときに頼りになるお清め術が「包み塩」です。

包み塩とは、頭や両肩に塩をひとつまみ乗せて、頭からシャワーを浴びることをいいます。

包み塩の効果

シャワーが塩を溶かし、その塩水が頭頂部から足先まで体を伝わっていきます。つまり、塩のパワーで全身を包み込むことができるのです。

ノズルから出るお湯を浴びることは、滝に打たれるのと同じリフレッシュ効果を生みます。さらに塩を組み合わせることで、強力なお清め術になります。頭の塩が溶けてきた水をすくって口にふくみ、そのままうがいするのもおすすめです。

流し塩、包み塩を行っているときには、塩水を浴びながら「祓い給え、清め給え」と声に出すことを忘れないように。


 流し塩と包み塩は、方位にもこだわる 

流し塩と包み塩は、とても効率的かつ強力なお清め方法ですが、より効果を生みたいなら、弱っていると感じる運によって向く方位を変えてみるといいですよ。自宅の浴室の中で、四方位がどちらにあたるのかをしっかり確認しましょう。

 健康運に付いた厄を落とす風水術

<東を向く>

  • 最近、ちょっと動いただけでどっと疲れてしまう
  • 何となくだるい日が続いている

という人は、健康運に厄が付き、活力が落ちている可能性があります。

仕事運に付いた厄を落とす風水術

<東を向く>

  • 仕事で簡単なミスが多くなった
  • タイミングが悪く、なかなか結果が出ない

という方は仕事運が下がっています。そのときは、東を向いて流し塩、もしくは包み塩を行うようにしましょう。付いた厄が落ち、悩み事がよい方向に向かいますし、毎日をイキイキと過ごせるようになりますよ

 金運に付いた厄を落とす風水術

<西を向く>

  • なかなか貯金できない
  • ローンの返済で四苦八苦している
  • 競馬で負けて、現金がなくなってしまった

という方は金運に厄がたまっている証拠です。西を向いてお清めしましょう。お金に困る生活をすると将来への不安は募りますし、日々のイライラの種にもなります。それにお金はいくら持っていても困りません。金運を刺激して、心に余裕のある生活を送れるようになりましょう。

 愛情運に付いた厄を落とす風水術

<北を向く>

  • 夫とケンカをしてから、夫婦間がギクシャクしてしまった
  • 夫が浮気をして、悩んでいる
  • セックスレスが続いてる

など、夫婦間のトラブルを抱えている方は、北を向きます。愛情運に厄が付いていますから、しっかりと厄落としをしましょう。厄が付いた状態では、いくら話し合いをしたり相手が振り向いてくれるのを待っていたりしても、よい方向に進展しないのは当たり前です。流し塩・包み塩の力できれいな体を取り戻し、運をぐっと引き寄せましょう。

 才能運に付いた厄を落とす風水術

<南を向く>

  • 最近、ひらめきが悪い
  • やりたいことはあるのに、実力が伴わずにくすぶっている
  • 一発逆転、宝くじを当てたい

など、自分の能力に物足りなさを感じている人は南を向きましょう。南は才能運を司る方位ですから、厄を落とすことで、よいアイデアが浮かぶようになったり、自分の才能に磨きがかかったりします。また、くじ運にもよい影響があります。

 NGお清め風水術

ただし、「どの運気にも厄がついているから」と欲張って、1度にぐるぐると体の向きを変えて流し塩・包み塩をするのはよくありません。「金運が気になるから、今日は西だ!」と、ひとつの運気をアップさせるのに集中することです。頭の中をシンプルにすることで、より効果が期待できます。

 さらに効果を高める方法

流し塩・包み塩の効果をさらに高めたいなら、タオルなどバス用品の色にもこだわりましょう。例えば、東を向いて行ったあとには、仕事運・健康運のアップに効く赤かブルーのバスタオルで体をふく、といった具合です。同じように、金運の西なら黄色、愛情運の北ならピンク、才能運の南ならグリーンです。バスタオルだけでなく、フェイスタオルや足ふきマットの色も統一すれば完璧です。体に付いた厄を一気に落しきることができますよ。


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