家族に対応する方位で家庭運を上げる
風水では「東に張りがあると長男がしっかりした子に育つ」「南東に欠けがあると長女が良縁に恵まれない」といった話を耳にしたことはありませんか?
風水用語「欠け」「張り」の意味
家を平面図にしてみると、完全な四角形ではなく、凹凸がある間取りがほとんどです。風水では、この凹凸を重視します。引っ込んだ部分を「欠け」、出っ張った部分を「張り」と呼び、欠けは方位の持つ力が不足し、張りは力が充満していると考えます。
方位を家族にあてはめる
東洋占術では八方位を家族にあてはめます。
- 父親は北西
- 母親は南西
そして父と母が交わることで生まれる長男が東、長女が南東を司ります。
風水が生まれた中国は農耕社会ですから、家を継ぐ長男が健康に育つことが何よりも重視されました。東は日の出の方位であり、万物の始まりを象徴することから、長男の方位となりました。天皇家で皇太子を「東宮(とうぐう)」と呼ぶのはこのためです。
東方位を意識してみよう
東に張りがある間取りは、日の出の太陽の勢いをしっかりと受けて、その家の長男に大きなプラス作用をもたらします。長男が生まれたら、東を子供部屋にするといいです。
東には「新規スタート」の意味もありますから、子供がいなくても、新しい事業を始めたい家庭は、東をいつも掃除して整えておくと大吉です。
良縁、商売繁盛の南東方位
そして、東から出た太陽は、南東へと移動します。農耕社会では、長男がしっかりと育ったら、次に長女の結婚が気になります。できれば、家同士が良好な関係で、お互いに発展していける良縁を望みます。南東が整っていれば、長女がそうした良縁に恵まれますし、商売は繁盛します。
反対に東と南東が乱れた家は、衰退していきます。子供の幸せと家の発展を願うなら、東と南東は決しておろそかにできない方位です。
眠りがすべての運気を左右する
風水の基礎である陰陽五行は世の中のすべてを二分して考えます。たとえば、
- 月と太
- 男と女
- 動と静
- 夏と冬
- 朝と夜
そして陰は陽に転じ、陽は陰に転じますから、どちらか一方だけを重視するのではなく、両方とも大切にすべきです。
睡眠が大事な理由
現代社会では、昼間にスケジュールを詰め込んで忙しく活動し、お金を稼ぐ人が偉くて、ゴロゴロ寝てばかりいる人はたいしたことがないと評価されます。でも陰陽五行では、活動するためのエネルギーを補充するための睡眠も同じように重要だと考えます。
仕事運のために風水を整えるポイントが玄関、金運がトイレなら、エネルギー補充を司るのは寝室です。
いくら仕事運や金運が好調でも、エネルギーが補充されなければ、運気は徐々に衰えていきます。
「最近、疲れがちで、やる気が出ない」という人は要注意です。今はなんとかうまくいっても、幸運は続きません。
乱れている枕元はNG風水
睡眠不足は論外ですが、いくら睡眠時間を確保しても枕元が乱れていては安眠できません。よけいな物は置かず、すっきりと片付けましょう。
北枕は縁起が悪いといわれていますが、風水的には問題ありません。むしろ、金運アップのためには判断力がシャープになり、幸運をもたらす枕の配置です。
シーツや枕カバーはこまめに洗濯をしましょう。人間は寝ている間に、昼間にため込んだ不浄の気を放出します。汚れたままの寝具を使っていると、眠っている間中ずっと不浄な気をまとうことになり心身が安らぎません。
睡眠中には「自分がこうなりたい」というイメージを脳にインプットできます。お金が貯まったら行ってみたい旅行先、あこがれのスターの写真を飾りましょう。眠りに落ちる時と目覚めるときに視界を通して脳にインプットされ、夢の実現に近づきます。
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